ドラゴンクエスト3
ドラゴンクエスト3小説ーじじい物語7 後編
(7/10)
著作者:ニケ
Kira’sQuest徹底攻略広場 ドラゴンクエスト3
 魔族の男はじじいに武器を砕かれ、素手であった。
 そして、その魔族の男の前に立つのは、一匹の熊。
 「拳闘」をつかう、テディちゃんだ! 体を∞の形に振り始めるテディちゃん。
 「でんぷしーろーる、じゃ!」
 しかし、でんぷしーろーるが決まるかと思われた瞬間、 半歩下がる魔族の男…!そして、魔族の男の正確無比な カウンターがテディちゃんのあごに突き刺さった! 自分の力が加わり破壊力が倍返しとなったカウンター により、ボロ雑巾の様になって吹き飛ぶテディちゃん。
 イシスの女王がつぶやく。
 「でんぷしー破りよ。体を振り子のように一定のリズムで 左右に振りフックを繰り出す『でんぷしーろーる』は、その 一定のリズムゆえ、カウンターを合わされやすい。しかし それを実際にやるのは至難の業よ。やるわね、あの魔族の 男…。でも、あのカウンターをもう一発くらったら、おそ らく、テディちゃんの命は…。」
 しかしテディちゃんは再び体を∞形に振り始める!
 「自分の技と心中するか。それも良かろう。貴様の『でんぷ しーろーる』にもう一度カウンターを合わせてくれる!」
 テディちゃんにカウンターが襲いかかる!
 しかしそのとき、テディちゃんの振り子運動が、止まった!!
 急激なストップにテディちゃんの足腰の筋肉が悲鳴を上げる。
 「でんぷしーろーるが止まった!」全員が驚愕する。
 「こっちは止まれねえ。」カウンターが空を切る。
 そこに、十分に力を溜め、振り子運動を再開したテディちゃ んのでんぷしーが炸裂する!
 「でんぷしー破り破りじゃ!」

 しかし、止まれないものが、もう一つあった。
 魔法力を呪文という形をとらずに、破壊力へと変える研究を していたイシスの女王が、テディちゃんを助けるため、実戦 でそれを試そうとしていたのだ!

 暴走した魔力が爆発を起こす!
 チュドーーーーン!!!
 「マダンテ」の誕生であった。

 「いかん!これはいかん!村人全員大ピンチ(重体)じゃ! これはもう世界樹に行かねば助からん!…この世界にも 世界樹ってあるんじゃろうか?」
 村人を連れ、飛び立っていくじじい達。
 「戦いは非情よね…。」イシスの女王がつぶやいていた。

 破壊され尽くした村に、かくまわれていた場所から ようやく這いだしてきた、本物の勇者が立ちつくす。
 「これはシンシアの羽帽子…? シンシア…、シンシアーーーッ!!」
 容赦の無い現実が、勇者に旅立ちの時を知らせるのであった。

 ちなみにテディちゃんの拳は相手を二度と立てなくする 「殺人の拳」ではなく、何度でも人をやる気にさせる 「活人の拳」だったりする。

 無事にもとの世界に帰ってきたじじい達。 ドムドーラに到着する。
 「やれやれ、まったくとんでもない目にあったわい。」
 「武術大会で優勝したり、スロットでスリーセブン出し たり、けっこう楽しんでたじゃない。」
 「武術大会の決勝で闘ったあのむすめ、なかなか筋が 良かったのう。」
 じじいが続ける。
 「それにしても、ロマリア王よ。お前さん、まだあんな 丈夫な歯をしておるのか。」
 「実は入れ歯なんじゃ。」と元ロマリア王が答える。
 「年には勝てんのー。」「まったくじゃ。」
 じじい達はドムドーラで乗馬を楽しんだりした。
 「しまった!入れ歯の材料の金属を無くした!」
 元ロマリア王が大騒ぎしたが、結局金属は出てこなかった という。

 メルキドに着いたじじい達。ゴーレムを作ろうとしている 学者に会う。ゴーレムを作り、メルキドの町を守らせよう というのだ。学者は「世界を旅しているあなた方の豊富な 知識と経験を見込んで、何か助言をいただきたい。そして 良い御意見があれば参考にしたい。」と言う。
 快く引き受けるじじい達。
 しかし、じじい達大激論。
 「白いゴーレムじゃ!『れんぽうぐんのしろいあくま』と 呼ばれる一年戦争の傑作『もびるすーつ』にするんじゃ!」
 「初号機は絶対、紫よ!『えーてぃーふぃーるど』を使う 汎用人型決戦兵器にするのよ!」
 元ロマリア王も「チョンマゲのついた『〜ナリ』が口ぐせ のゴーレムにする!」と一歩も引かない。
 そして、じじい達大乱闘。
 「だいたい『えーてぃーふぃーるど』って何なんじゃ!」
 「むきー。そっちこそ『もびるすーつ』って何なのよ!」 元ロマリア王も「我輩も負けないナリ!」と叫びながら 参戦する。
 学者大慌て。「町がぁー、守るべき町がぁー!」
 じじい達を止めに入るテディちゃん。止めに入ったテディ ちゃんの爪が折れて、花畑に落ちた…。
 学者でさえも、じじい達の討論の意味は全く分からなか ったという。じじい達の知識は果てしなく広く、深い。

 テディちゃんは「ポケットのついた青い猫型ゴーレムが ベスト」と思っていたが黙っていた。

 〈今週の結果〉
 ○山奥の村(勇者の故郷)―壊滅
 ○山奥の村の村人全員―重体
 ○メルキドの町―半壊
 ○折れたテディちゃんの爪=魔獣の爪
 ○元ロマリア王の入れ歯は「オリハルコンのキバ」 として後世に伝えられたという…

 TO BE CONTINUED

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