ドラゴンクエスト3
寿司屋にて2
著作者:寝不足
Kira’sQuest徹底攻略広場 ドラゴンクエスト3

 んっ?寿司屋オロチ?妙な名前だな…。
 俺は、得体の知れない不安に襲われつつも、その店ののれんをくぐった…。

 「へい、いらっしゃい!えっ、ああ、旦那、お久しぶりです」
 「お、お前は…やっぱり、そうか!「山田野 音次」、通称オロチだな!もう、足は洗ったのか?」
 「へい、お陰様で、こんなちっぽけなもんですが、店を出すことができやした」
 「そうかい、昔は悪だったが…、たいしたもんだ、じゃあ、早速握ってもらおうか、お薦めは何だい?」
 「そうですねえ…、ドラゴンのいいのが入ってますよ!スカイにスノーにサラマンダーとありやすが、どれにしやす?」
 「そうだな、キュッと身のしまった冷たいスノーをもうらおうか!」

 「へい、おまち!」
 「んっ?何か緑がかってるぞ!大丈夫かい、このスノードラゴン!もぐもぐ、おおっ、色は悪いが、うまいねえ!何か、こう、言いようの無い神秘的な味がするねえ」
 「フッフッフッ、まだ気づかねえのか?今、アンタが食ったのは、ご禁制の神龍だよ!」
 「な、何っ!し、神龍!!お、俺は神様を食っちまったのかあ〜!」
 「そうだよ、これでアンタも俺達の仲間ってワケだ」
 「お前…よく見たらオロチじゃねえな!似てはいるが、オロチはそんなに黄色い顔じゃねえ!」
 「今頃気づいてもおせえんだよ!そう、俺は「具蘭土 乱吾」、通称グラン、15年前、アンタにブタ箱に入れられたお尋ね者さ、これでようやく復讐を果たしたってワケよ!」

 「くそっ!まあ、お近づきの印だ、握手してくんな」
 「握手?妙なことを言いやがる、しょうがねえな、ほらよ」
 「はっはっはっ、俺を甘く見たようだな、グラン!俺は唯の刑事じゃねえ!北斗神拳の流れを汲む者、その名も健次郎だ!今、握手した瞬間に経絡秘孔の一つを突いた!お前はもう死んでいる…」
 「何っ!そんなバカな!ああっ、か、体が…、ぐぼっ、ひでぶっ」

 俺は、奴の砕け散った肉片を見て、これも寿司にしたらうまいかもしれん、などと思いつつ、その店を後にした…。